外壁塗装のメリット、デメリット
外壁塗装のメリットは第一に、建物の寿命をのばすことができるという点にあります。
建物は常に外部からの影響を受け続けているので、経年劣化を避けることはできません。
そのため、定期的にメンテナンスをする必要があり、メンテナンスがおろそかになると大規模な修繕工事が必要になったり、最悪の場合には取り壊さなければならなくなってしまうこともあります。
外壁塗装は手軽にできる建物のメンテナンスの一つであり、定期的に塗り替えをすることによって、建物の寿命をのばすことができるというわけです。
塗装をすることでそれまで直接建物が受けていた外部からの影響を、代わりに塗装面が受けてくれることになりますから、建物自体の経年劣化は緩やかなものとなります。
塗装は駄目になっても、建物自体を修繕するよりもずっと簡単に塗り替えることができるので、建物の寿命をのばすだけでなくコストの面でも有利になるのです。
次に外壁塗装は建物の印象に大きく影響のある部分であるため、見栄えを良くすることができたり、気分転換をすることができるメリットもあります。
建物自体の構造を変えなくても、塗装を変えるだけで全く別物に見えますから、リフォームや建て替えをするだけの余裕はないけれども、雰囲気を変えたいというときに役に立ちます。
最近の塗料は性能が良いため、断熱効果を得られるというものもあります。
断熱効果が高いと夏場は暑い外気を室内に入れるのを防ぐことができ、冷房で冷やした室内の冷たい空気を外部に逃さずに済みます。
冬はその逆に冷気を室内に入れずに、室内で炊いた暖房の熱気を外部に漏らさずに住むので温かい環境で過ごすことができます。
塗装一つで夏涼しく冬は温かいという快適な環境を作ることができるのです。
このようにメリットの多い外壁塗装ですが、デメリットはないのかと言えば、定期的にまとまった費用が発生してしまうというものがあります。
これは建物を維持していく上で必要な経費ですから、本来はデメリットと言えるものではないのですが、やはり一定期間で発生する大きな費用は負担に感じてしまうものです。
また、メンテナンスの役割を持っているので近い将来建て替える予定があったり、取り壊すつもりであれば建物の状態を維持する意味は薄れますから、そのような場合には費用がかかるデメリットは大きくなると言えるでしょう。
もうひとつデメリットをあげるとすれば、工事をしている最中は一時的に生活環境が悪化するというものもあげられます。