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冬の塗膜の劣化、外壁塗装について

冬の塗膜の劣化、そして外壁塗装について

家の外観や耐久性を守る外壁塗装は、建物を保護し、美観を維持する重要な要素です。しかし、気候や季節の変化に伴い、外壁塗装の劣化が進むことは避けられません。特に「冬」という厳しい季節は、塗膜に対してさまざまな影響を与え、外壁の保護性能や美観を損なう原因となります。「冬が塗膜の劣化に与える影響」と「外壁塗装を適切に維持するためのポイント」について詳しく解説します。


1. 冬が塗膜に与える影響

冬は塗膜の劣化を加速させる季節です。特に寒冷地や降雪地域では、以下のような要因が塗膜の寿命を縮める原因となります。

外壁のひび割れ

(1) 気温の低下と熱膨張・収縮

塗膜は外壁の表面を覆い、雨風や紫外線から保護する役割を担っています。しかし、冬の厳しい寒さによって気温が急激に下がると、外壁材が収縮し、それに伴って塗膜も引っ張られます。昼間と夜間で温度差が大きい場合には、これが繰り返され、塗膜に微細なひび割れ(クラック)が発生することがあります。

(2) 凍結と融解

降雪や氷点下の気温では、外壁表面に付着した水分が凍結します。塗膜に小さなひび割れがある場合、その隙間に入り込んだ水分が凍ると膨張し、ひび割れをさらに広げる「凍害」が発生します。この現象は、繰り返し凍結と融解が行われるたびに塗膜を劣化させます。

(3) 雪や雨による湿気の影響

冬は湿気が多く、塗膜が吸水しやすい環境が続きます。特に塗膜の防水性能が低下している場合、湿気が内部に浸透し、外壁材自体を傷める原因となります。また、これがカビや苔の発生につながり、外観の劣化やさらなる塗膜破損を引き起こします。

(4) 冬の紫外線

冬は日差しが弱いと思われがちですが、実際には紫外線も塗膜劣化の原因となります。特に積雪による反射光で紫外線が強まることがあり、塗膜の色あせや表面の劣化を加速させます。


2. 塗膜劣化のサインと外壁塗装の必要性

塗膜が劣化すると、外壁の保護機能が失われ、建物全体の耐久性にも影響を及ぼします。以下のようなサインが見られた場合、外壁塗装を検討する必要があります。

(1) チョーキング現象

外壁を触ったときに白い粉が手に付く現象を「チョーキング」と呼びます。これは塗膜が紫外線や雨風で劣化し、塗料の成分が分解された結果です。

(2) ひび割れや剥がれ

小さなひび割れ(ヘアクラック)や塗膜の剥がれは、塗装が寿命を迎えている証拠です。これを放置すると、さらに劣化が進行し、防水性が失われます。

(3) 色あせや変色

外壁の色が薄くなったり、不均一な変色が見られる場合は、紫外線や気候の影響で塗膜が劣化している可能性があります。

(4) カビや苔の発生

湿気の多い冬は、外壁にカビや苔が生えやすい季節です。これらが発生している場合、塗膜の防水性能が低下しているサインです。


3. 冬の外壁塗装の注意点

冬に外壁塗装を行う場合、特有の注意点があります。寒冷地や冬特有の環境に配慮した塗装作業を行うことで、塗装の仕上がりや耐久性を向上させることができます。

(1) 適切な気温を確認する

塗料の性能を最大限に発揮するには、塗装を行う気温が重要です。多くの塗料は5℃以上での使用が推奨されており、気温が低すぎる場合、乾燥不良や塗料の硬化不足が発生する可能性があります。

(2) 湿度と天候の管理

冬は湿気が多く、雨や雪が降る日も多いため、天候を慎重に確認して塗装作業を計画する必要があります。湿度が高い場合、塗料の乾燥時間が長くなり、仕上がりに悪影響を及ぼすことがあります。

(3) 防寒対策を実施する

寒冷地では、塗料や施工機材を保温する必要があります。塗料が凍結しないよう管理し、外壁を適切な温度に保つことで、塗装の品質を維持できます。

(4) 専門業者への依頼

冬の外壁塗装は難易度が高いため、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。業者は季節に応じた適切な材料や施工方法を提案してくれるため、長期間にわたる耐久性を確保できます。


4. 冬の前後で行うメンテナンス

冬の厳しい環境で塗膜を保護するためには、日ごろのメンテナンスも重要です。以下のポイントを押さえて、塗膜の寿命を延ばしましょう。

(1) 定期的な清掃

カビや苔、汚れが塗膜に付着したままでは劣化が進みやすくなります。外壁を定期的に清掃し、塗膜を清潔に保つことが劣化防止につながります。

(2) 雨樋や排水口の点検

冬場は雪解け水が発生するため、雨樋や排水口の詰まりを確認することが重要です。詰まりがあると外壁に水がたまり、塗膜の剥がれや浸水の原因になります。

(3) 定期的な点検

専門業者による点検を受けることで、塗膜の劣化や外壁のダメージを早期に発見できます。ひび割れやチョーキングが発見された場合は、早めに補修を行いましょう。


まとめ

冬は塗膜にとって厳しい季節であり、低温や湿気、凍結などが劣化を促進します。塗膜が劣化すると、建物全体の耐久性に影響を与えるため、早めの点検と適切なメンテナンスが重要です。冬の外壁塗装には特有の注意点がありますが、これらを理解し、専門業者と連携することで、高品質な仕上がりを得ることができます。快適な住環境を保つためにも、外壁の状態をしっかりとチェックし、必要に応じて塗装のメンテナンスを行いましょう。

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