家の壁を長持ちさせる外壁塗装の最適なタイミングは?
家を建ててから一度も外壁塗装を行った事が無かったり、前回行ってから長い年数が経過している場合は、
塗装の施工を検討し行う事が大事であり、正しいタイミングで行う事ができれば家の壁を長持ちさせる事にも繋げられます。
日本の住宅において外壁塗装を行うタイミングとして挙げられるのが10年に1度という頻度で、10年に1度が目安になっている所以は日本の住宅の家の壁に採用されているサイディングボードが関係しています。 採用されているサイディングボードは、セメントが主成分として使用されているため元来防水性を有していないのですが、出荷前に工場にて塗装を施す事により高い防水性を与えています。
■BEFORE
■AFTER
そのように出荷前に工場にて塗装を行うからこそ有している高い防水性は7年間で切れてしまうため、遅くても10年に1度は外壁塗装を行う事が目安です。 また、塗装を行うタイミングとしては各季節も関係しており、作業が行える環境は気温が5度以上ある上に湿度が80%を下回っている時です。
気温が5度以上で湿度が80%を下回っていれば良いものの、日本は四季がはっきりとしている特徴から、施工を行う時には季節についても意識しておくとより良い環境下で作業が行えます。 春と秋、冬に共通しているのは空気が乾燥状態にあるため塗布した塗料が定着しやすい上に、気温が低いので養成により窓が開けられなくても快適に室内で過ごせる事です。
梅雨の時期や夏は春や秋、冬に比較すると湿度は高めですが梅雨の時期でも雨が降っていないのなら現在使用されている塗料では難なく作業が行えますし、気温が高いからこそ塗料が伸びやすくて円滑に作業が進められます。
さらに、外壁塗装を決めるタイミングとしては家の壁に見られる変化も判断基準にする事ができ、家の壁を見た時に元来よりも色の鮮やかさが感じられなくなった時は塗膜の性能が落ちている様子なので、早めに検討すると良いです。
画像のように表面の見た目が粉っぽい上に、手で触れると実際に手に粉が付着してしまう時も早めに施工を検討すべきであり、粉は塗装が雨や太陽光により性能が落ちる事で生じるので、放置すると雨や太陽光が直接的に家の壁にダメージを与えひび割れなどに繋がります。
そして、迅速に外壁塗装を行った方が良いのが壁を見た時に既にひび割れが発生している事例で、幅がまだ狭い状態の事をヘアークラックと呼び幅が広くなっている事を構造クラックと呼びますが、カビの発生や物件の強度自体に関係するためすぐに業者に作業を依頼しましょう。