外壁塗装が安すぎると不安な理由
外壁塗装をする場合には、100万円前後のお金がかかります。
平均的な収入の家庭にとっては、大きな負担になり得るため、可能な限り安いところを見つけようとするでしょう。
この時注意をしたいのは、安すぎるのは避けた方が良いことです。
あまりにも外壁塗装の値段が安すぎる場合には、不安に感じた方が良いです。
通常外壁塗装をする場合に割引をしてくれることもありますが、できて1割引から2割引位でしょう。
もし通常料金の半額で塗装しますと宣伝しているところがあれば怪しいと考えて間違いありません。
業者は激安にすることによって、材料費を切り詰めた結果、質の良くない塗料を使う可能性があります。
この点、高い塗料は耐用年数も長く雨風に強いため建物自体が痛む事はありません。
しかし安い塗料は、わずか数年で建物が痛むようになるでしょう。
そうすると、外壁塗装をしてからすぐにまた塗り直しをしなければならなくなり、余計にお金がかかることになるでしょう。
それならば、初めから料金はそれほど安くないけども腕の良い業者にお願いした方が結果的に安く済ますことができるはずです。
また、作業工程を省略している可能性もあり得るわけです。
外壁塗装は、ペンキを塗る場合とは異なり一度塗っておしまいではありません。
まず足場を設置して高圧洗浄をかけ汚れを落とします。その後、下地処理をして三度塗りを行うのが基本です。
この中で省略されやすいのは、三度塗りの部分でしょう。三度塗りは、下塗りと中塗りそして上塗りのことを意味しています。
このように三回重ねて塗装するのは、外壁を頑丈に保つためです。
ですが、下塗りと中塗りを省略して、上塗りだけをしてもお客さんからは分かりません。
外から見ようとしても、ネットで囲ってあるため中の作業までは確認できないものです。
そのため、悪質な業者の場合には上塗りしかせず、塗装を終了したことにするでしょう。
このようにして、塗装にかかる費用を省略し激安で顧客に提供するわけです。
人件費の削減していい加減な作業になる恐れもあります。
しっかりとした職人が作業すれば安定した塗装をすることが可能です。
しかし、塗装を経験したことがないようなアルバイトを雇っていい加減な塗装をすれば人件費を安く済ませることができるため、激安で提供することが可能です。
もちろん、経験のほとんどないアルバイトなどが施工した塗装は、わずか数年で外壁が剥がれてしまいます。
ですので、しっかりとしたプロの技術と知識と実績をもった業者選びが重要になります。